2021年3月にアメリカン・エキスプレス・カードから、ヒルトン・オナーズ アメリカン・エキスプレス・カードが新登場しました。
ヒルトンは、あの高級ホテルのヒルトンです。ステータスの高いアメックスカードとヒルトンが提携したクレジットカードが、ヒルトン・オナーズ アメリカン・エキスプレス・カード(ヒルトンアメックスカード)で、上位カードのヒルトン・オナーズ アメリカン・エキスプレス・プレミアム・カード(ヒルトンアメックスプレミアムカード)も同時に取り扱いが始まりました。
どちらのカードも、ヒルトン好きの方から羨望のまなざしで見られるヒルトン・オナーズ・ゴールドステータスが提供されます。ヒルトンによく宿泊する方なら、絶対に持っていたいクレジットカードですね。
ヒルトン・オナーズ・ゴールドステータスを手に入れる方法
ヒルトン・オナーズ・ゴールドステータスを手に入れるためには、通常、一暦年間に以下のいずれかの条件を満たさなければなりません。
- 20回の滞在
- 40泊の宿泊数
- 75,000ベースポイントを獲得
一暦年間に20回も滞在しようと思ったら、月に1回の宿泊では達成できません。1ヶ月に2滞在もしくは4泊を達成する頻度で、ヒルトンに宿泊する必要がありますから、ヒルトン・オナーズ・ゴールドステータスの取得に設けられたハードルは高いです。ヒルトンどころか、出張で、ビジネスホテルに年間40泊するのも厳しいですよね。
この高いハードルをクリアするには、ヒルトンアメックスカードを持つのが手っ取り早いです。カード会員になったら、すぐにゴールドステータスが手に入りますから、1年間コツコツとヒルトンに宿泊する必要はありません。
ヒルトン・オナーズ・ゴールドステータスの特典
ゴールドステータスを手に入れると、以下の特典を利用できます。
- 会員向け割引保証
- 80%のエリートランク・ボーナスポイントの加算
- 特典滞在時のリゾート料金不要
- デジタルチェックイン&客室の選択
- デジタルキー
- 客室内およびロビーでのWi-Fi利用(スタンダード)
- 2人目宿泊無料
- レイト・チェックアウト
- ポイント譲渡及びポイントループ無料
- スタンダードルーム特典により、5泊目無料
- ボトルウォーター2本
- エリート会員の繰越特典
- エグゼクティブまで客室アップグレード
- すべてのホテルでの朝食無料サービス
- 無制限のマイルストーンボーナス
上記のうち、2、13、14、15がゴールドステータス特有の特典です。
ボーナスポイントが80%加算されるので、無料宿泊を手に入れるまでのポイント獲得期間を短縮できます。さらにマイルストーンボーナスも貯まります。
宿泊時はエグゼクティブまで客室をアップグレードできますし、朝食も無料で召し上がれます。
その他の特典も魅力的なものばかりですね。
どちらのカードに申し込むべきか?
ヒルトンアメックスカードもヒルトンアメックスプレミアムカードも、ゴールドステータスが提供されます。
年会費はヒルトンアメックスカードが16,500円、ヒルトンアメックスプレミアムカードが66,000円です。同じゴールドステータスを取得できるのなら、年会費が安いヒルトンアメックスカードを持っていれば十分でしょう。
ただ、ヒルトンアメックスプレミアムカードの方が、ボーナスポイントが貯まりやすいですし、ゴールドステータスの上のダイヤモンドステータスの取得も有利になっています。年間カード利用額が200万円以上でダイヤモンドステータスにランクアップできますから、ハードルは意外と低いです。通常は、一暦年間に以下のいずれかの条件を満たす必要があり、これらと比較すれば、年間200万円以上のカード利用はかなり楽です。
- 30回の滞在
- 60泊の宿泊数
- 120,000ベースポイントを獲得
ダイヤモンドステータスになると、ゴールドステータスの特典に加えて以下の特典も利用できます。
- 100%のエリートランク・ボーナスポイントの加算
- 客室内およびロビーでのWi-Fi利用(プレミアム)
- 1ベッドスイートまで客室アップグレード
- エグゼクティブラウンジの利用
- ダイヤモンド会員資格の延長
- 48時間客室保証
- 会員資格の贈呈
特典だけを見れば、ヒルトンアメックスプレミアムカードが断然有利ですが、年会費の負担を考えると、必ずしもヒルトンアメックスプレミアムカードを持つべきだとは言えません。ヒルトンに宿泊する回数が、年間数回程度だとヒルトンアメックスカードを持つ方がリーズナブルです。
どちらを選ぶべきかは、それぞれのカードスペックを比較し、1年間にどれだけヒルトンに宿泊しているかを考慮しなければなりません。誰もが、ヒルトンアメックスプレミアムカードに申し込んだ方が得するわけではないですよ。