京セラコミュニケーションシステムがX Plus One Solutions, Inc.と業務提携。潜在顧客や既存顧客への広告配信をより最適化。


10月14日に京セラコミュニケーションシステム(KCCS)が、ニュースリリースでニューヨークのX Plus One Solutions, Inc.([x+1])と業務提携したことを発表しました。

両社は、今後、日本および東南アジア地域において、企業の統合的なデジタルマーケティング活動を支援するマーケティングオートメーションサービスの提供を目指すということです。

頻繁に表示されるリターゲティング広告

京セラは、社名の通りセラミックと関係のある企業ですが、携帯電話のauのように最近では情報産業にも力を入れています。

マウス

KCCSは、デジタルマーケティング、簡単に言うとインターネット広告に関する事業を行っています。ウェブ上でホームページやブログを閲覧していると、様々な広告を目にする機会が多くなってきましたが、そういったウェブサイトに掲載されている広告の中にKCCSが配信しているものも含まれています。

最近、流行しているのがリターゲティングと呼ばれる広告。パソコンで、一度閲覧したネットショップやECサイトに関する広告が、どのウェブサイトを訪問しても表示されるという経験をされた方は多いと思いますが、あれがリターゲティングと呼ばれているものです。

細かい仕組みは広告配信事業者によって異なっているのでしょうが、基本的にウェブサイトの閲覧者の行動履歴をもとにして配信する広告が決定されます。まるでストーカーのようにどのウェブサイトを閲覧していても同じ広告が表示されるという経験をされた方もいらっしゃるとは思いますが、基本的に個人を特定することはできないようになっています。

デクワス.DSPと[x+1] Originプラットフォームで広告効果を高める

KCCSが使っている広告配信プラットフォームは、「デクワス.DSP」というものです。

デクワス.DSPには、閲覧者の興味や関心に合わせて配信するレコメンドバナー広告や潜在顧客を抽出し広告主サイトへの訪問を促すオーディエンス拡張などの機能があるとのこと。これらの機能は、他の広告配信事業者のプラットフォームにも採用されています。

どのウェブサイトを訪問しても、同じ広告ばかりが表示されるのは、広告配信事業者の間で、広告を配信する仕組みにそれほど差がないのでしょうね。

 

今回、KCCSが業務提携した[x+1]が提供する[x+1] Origin DMPは、潜在顧客や既存顧客に向けたクロスチャネルでの最適なメッセージ配信から配信効果の評価まで、統合的に管理・分析ができる環境を提供するもの。

KCCSが提供しているデクワス.DSPは、ネット広告のROI(投下資本利益率)の最大化に貢献する広告配信プラットフォームということなので、両社が提携することで、広告主は、これまでよりも自社に最適な顧客を低予算で呼び込めるようになるのでしょう。

しかし、ネット広告を配信している事業者は国内にも多く存在しており、広告主は、どのプラットフォームを選択すべきか悩んでいるはず。広告効果を高めるためには、より多くの潜在顧客にリーチできる広告プラットフォームを選びたいと思うでしょうから、最終的には既存の大手広告配信事業者を選択しそうです。

今後、KCCSがどのように広告主を取り込んでいくのか、その動向を見守りたいですね。


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