流れ橋の復旧を望む声が8割。しかし京都府の費用負担が大きいという現実も。


朝日新聞を読んでいると、10月14日に上津屋橋(こうづやばし)のあり方を検討する2回目の委員会が開かれたという記事を目にしました。

上津屋橋は、京都府の久御山町と八幡市の間を流れる木津川に架かっています。川が増水すると、橋の上の部分が流されてしまうことから流れ橋とも呼ばれています。

毎年流失する流れ橋

近年、夏から秋にかけて台風が直撃したり大雨が降ったりと、京都府は水害に見舞われることが多くなっています。

そのたびに木津川の水量が増し、流れ橋が流失する事態が発生します。確か2013年の流失は4年連続だったはず。

水害で流された流れ橋

水害で流された流れ橋

京都府は、流れ橋が流失するたびに復旧工事をしています。木橋の一部をコンクリートの橋脚に変えたりしましたが、それでも増水した川の流れには勝てず、流失と再建を繰り返しています。

一度流失すると、その復旧費用は4,000万円ほどかかると言われているので、府にとっても痛い出費です。そのため、流れ橋の復旧をすべきではないという声も上がっているのですが、14日の委員会では約8割が復旧すべきという意見だったそうです。

時代劇の撮影が激減

流れ橋は、木橋ということで以前から時代劇の撮影場所としてよく利用されていました。

しかし、最近は時代劇を放送するテレビ局も少なくなったため、流れ橋がテレビに映る機会が少なくなっています。橋を復旧すべきだという意見には、観光資源や貴重な景観であることを理由とするものが多いのですが、流れ橋を見に来る観光客は非常に少ないですし、周囲には宿泊施設が1軒しかありません。

流れ橋がある一帯は、昔ながらの原風景が残るのどかな場所。

この景観を残すことを考えると、大型のレジャー施設を造ることはできないでしょう。普段の生活で利用する人もほとんどいないので、橋を残す理由は文化を維持するといったこと以外は見当たりません。

 

府の担当者は、復旧方針として以下の5つを説明したそうです。

  1. 木橋
  2. 鋼橋
  3. コンクリート橋
  4. 迂回路
  5. 映像の投影

映像の投影というのは、プロジェクションマッピングのようなものなのでしょうか?コンクリート橋や鋼橋では、時代劇の撮影は難しいですね。

木橋として復旧する場合は、現状よりも高さを1.75メートル上げることで6年に1回の流失で済ませることができるとのこと。4年連続流失していることを考えれば、この方法は費用を大幅に削減でき、しかも現在の景観も保持されるので妥当な案だと思いますね。

 

果たして、流れ橋は復旧されるのでしょうか?


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