下鴨神社に分譲マンションの建設計画が浮上!糺の森は守られるのか?


京都市左京区の下鴨神社が、3月2日に境内に分譲マンションを建設する計画を明らかにしました。

下鴨神社は世界文化遺産に登録されている神社です。そのような神社に分譲マンションが建つのは景観の破壊につながらないのでしょうか?

完成は2017年春

分譲マンションの完成予定は、2017年春ごろのようです。完成すれば毎年約8千万円の収入が神社に入ってきます。

土地の貸出期間は50年ということなので、それ以後は再び現在と同じ景観に戻るのでしょうが、そもそも、なぜ、神社の境内の一部にマンションを建設するのでしょうか?

その背景には、文化財の維持費用の重さがあるようです。

神社の収入と言えば、初詣などでのお賽銭、厄払いなどの祈祷料があります。これだけで神社の運営が成り立てばいいのですが、下鴨神社のような大きな神社になると、お賽銭や祈祷料では文化財の維持ができないのでしょう。

毎年5月に行われる賀茂社(上賀茂神社と下鴨神社の総称)の祭事である葵祭も多額の費用が掛かり、有料観覧席はなんと2,050円もします。これだけ高額な料金でなければ葵祭を行うことができない賀茂社の台所事情を考えると、下鴨神社の境内の一部に分譲マンションを建てなければ、文化財を保護できないということは容易に想像できます。

糺の森はそのまま残る

2015年は、21年に1度の式年遷宮が行われる年です。

下鴨神社にとっては、多額の費用負担となります。そのため、今回の式年遷宮と次回の式年遷宮の費用に充てる目的で分譲マンションの建設が計画されたそうです。

神社を維持するためには、境内の一部を貸し出すことはやむを得ない決断だったのでしょう。

気になるのは糺(ただす)の森が維持されるのかどうかです。糺の森は、京都市の中心部に残る自然林なので、これを破壊するのは、さすがに京都市民だけでなく様々なところから苦情が出るはずです。

最悪の場合、世界文化遺産ではなくなってしまうかもしれません。

糺の森

マンション建設予定地は、世界遺産区域から御蔭通を挟んだ南側ということなので、現在の糺の森は維持されるようです。

なので、長い参道も広い馬場も破壊されることはないでしょう。むしろ、御蔭通の南側なので、まったく景観に変化はなさそうです。

 

下鴨神社にマンションができると知った時には、糺の森が破壊されると思ってしまいましたが、どうやら大丈夫みたいですね。


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