投資用不動産の価格上昇は依然として続く。それにより表面利回りは下落傾向。


不動産投資サイト「楽待」を運営する株式会社ファーストロジックが、10月9日に「投資用 市場動向データ 最新版2014年9月期分」を公表しました。

それによると、投資用不動産の価格は依然として上昇傾向にあるとのこと。

価格の上昇とともに表面利回りは低下

調査対象となったのは、全国の9月中に楽待に新規掲載された物件と問い合わせのあった物件です。

東京のビル

掲載区分は、投資用一棟アパート、投資用一棟マンション、投資用区分マンションとなっています。

それぞれについて2014年9月期の新規掲載物件と問合せ物件ごとの表面利回りと物件価格を見ていきましょう。

なお、全体の傾向としては、物件価格が上昇、表面利回りは低下となっています。

投資用一棟アパートも投資用一棟マンションも収益性は低下している

投資用一棟アパートの9月の新規登録数は2,961件です。

新規掲載物件の物件価格は6,523万で317万円上昇しています。問合せ物件の価格も5,710万円と328万円上昇しています。

2011年12月の新規掲載物件の価格は5,769万円、問合せ物件の価格は4,220万円で、約3年間、ほぼ右肩上がりに価格は上昇しています。

しかし、表面利回りは、新規掲載物件が9.90%と0.08ポイント下落、問合せ物件は11.63%と0.30ポイント下落しています。

表面利回りは、物件価格とは反対に下落傾向にあります。これは、物件価格が上昇しても、それに伴う賃料の値上げができていないということなのでしょう。

 

投資用一棟マンションの登録件数は873件です。こちらについても、新規掲載物件の価格は1,027万円上昇の20,005万円、問合せ物件の価格は1,976万円上昇の18,705万円となっています。

しかし、表面利回りは、投資用一棟アパートと同じように下落傾向にあります。

新規掲載物件は0.25ポイント下落の8.60%、問合せ物件は0.49ポイント下落の9.83%です。

 

表面利回りが10%前後を維持しているので、まだまだ投資する価値があると見るか、様子を見るべきか、この辺りは投資家各自の判断によって違いがありそうです。

投資用区分マンションは新規掲載物件が好調

投資用区分マンションの登録件数は3,940件です。こちらは、新規掲載物件と問合せ物件で傾向が違っています。

新規掲載物件の物件価格は1,255万円と15万円上昇しており、表面利回りも0.03ポイントと僅かですが上昇して8.80%となっています。

反対に問合せ物件では、物件価格が7万円下落して998万円となり、表面利回りも0.20ポイント下落の10.90%となっています。

過去3年間のトレンドを見ると、物件価格は上昇傾向、表面利回りは下落傾向にあります。しかし、物件価格は今春から下がり気味なので、ひょっとすると、投資をするなら投資用区分マンションが、今後は有利になるのかもしれません。

 

不動産価格と投資利回りが、将来どうなるのかは、それぞれの投資家が、公表されている経済指標や現地調査をもとに予測するしかないでしょうね。


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