ネット通販にスマートフォンを利用する消費者は期待よりも増えていない


株式会社エルテックスが12月24日に「第4回通信販売調査レポート 『通信販売に関する【消費者調査】2014』Part2」を公表しました。ここ最近のスマートフォン(スマホ)の普及で、通販で利用する情報機器もスマホが大幅に増えているのかと思いきや前年との比較でたったの3%しか増えていませんでした。

じっくり商品を検討するならパソコン

同調査によると、通信販売のチャネルのうち、ネット上で商品を購入した際に利用した情報機器では、2013年比でスマホが3.1%増、パソコンが1.5%増となっています。

この結果を見ると、スマホの伸び率がパソコンを2倍も上回っているので、これからはネット通販の主流はパソコンからスマホに変わっていきそうに思えます。

ところが、総務省の「平成25年版 情報通信白書」によると、平成24年末の情報通信機器の普及状態では、パソコンが75.8%、スマホが49.5%となっており、特にスマホは前年比で20.2ポイントも上昇していたのに通販で利用した情報機器での伸び率がたったの3%しかありません。

こうやって見ると、スマホユーザーが増えても、それが直接スマホでのネット通販の利用につながるとは言えないようですね。

むしろ、普及し終わった感のあるパソコンでのネット通販での利用が1.5%増加していることを考えると、今後もネット通販の主流はパソコンということになりそうです。

マウス

小さい画面では情報が少なすぎる

ネット通販でスマホを利用しなかった回答者にその理由を聞いたところ「商品が見にくい」「情報量が少ない」などのスコアが上昇していたとのこと。

それはそうでしょう。

ただでさえ通販は実際に商品を手に取ることもできないのですから、実店舗での買い物よりも慎重になります。それなのにパソコンよりも画面が小さくて見にくいスマホでは、パソコン以上に消費者の購買意欲を高めるのは難しいはずです。

最初から買う商品が決まっているのなら、スマホで注文するでしょうが、複数のメーカーの商品を比較してから購入しようと思っている消費者は、パソコンの画面でじっくりと検討するはずです。

何でもかんでもスマホ対応すればよいというものでもなく、小さな画面でも、買い物に支障がない商品でないとスマホからの注文数は増えそうにないでしょうね。


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